2013年 場         所 天  気
05月23日(木) 中山道を歩く(日本橋〜板橋宿)
お江戸日本橋
08:00→地下鉄・板橋区役所前/大手町08:35→日本橋09:10

日本橋→2.2キロ神田明神→3.5キロ東京大学赤門→八百屋お七の墓→4.1キロ巣鴨地蔵通り商店街(ランチ)→近藤勇の墓→9.8キロ板橋宿



奥さんが観光ボランティアになって、その研修で日本橋から板橋宿まで歩く予定でしたが、
その日が生憎終日雨で、途中切り上げて戻ってきました。その日を除いて後はずっと晴れています。
そこで、奥さんのリベンジも兼ねて、前から歩いてみたかった中山道を日本橋から板橋宿を歩いてきました。

今回のコース



地下鉄を大手町で下りて歩いて日本橋に向います。
地下道を通って、途中で地上に出ると旧国鉄本社の辺りに出ました。


新しくなった東京駅の頭が見えます   三越本店の前を通って道路を渡ると
本石町の旧日銀本館を左に見ながら     日本橋の橋の袂です




日本橋
日本橋川の上には首都高速都心環状線が通っています

日本橋中央柱の麒麟
日本橋親柱の獅子

「日本国道路元標」 橋の袂には道路元標のレプリカと
日本橋里程標があります
本物は道路の中央に埋め込まれています   日本橋里程標(東日本方面)

日本の五街道はここ日本橋が起点になっています。中山道もここからはじまります。
そんな由緒ある橋で重要文化財ですが、東京オリンピックの頃に橋の上に首都高速が
架けられてしまいました。今まで幾度も焼失し、現在の橋は明治44年に架けられ、19代目たそう





江戸時代の越後屋の「三越本館」の前を通って
本店のシンボルのライオン君     三越本店のお隣は「三井本館」
  三井本館

神田駅で中央線のガードをくぐって(1キロ)   秋葉原の交差点
17号は靖国通りを突っ切って斜め右     肉の「万世本店」

ちょっと横に入って、旧万世橋駅⇒旧交通博物館
現在はJRのビルになっています
ビルの目に昔の万世橋駅の写真。東京駅と同じ辰野金吾の設計で立派な駅舎だったんですね       万世橋(日本橋から1.6キロ)
  中央線の煉瓦造り高架。神田川から御茶ノ水方向です

万世橋を右に折れて昌平橋を右に上がって行くと




          神田明神 (日本橋から2.2キロ)
随神門

御神殿
御神殿

御神殿の裏には「.銭形平次の碑」
実在の人物ではないので、作家クラブが発起人となり碑を建立したそう

5月9日には祭好きの江戸っ子が熱くなる「神田祭」が4年ぶりに行われました。




神田明神から中山道を本郷に向います。神田明神の向かい側には幕府の学問所であった「湯島聖堂」があります。
地形的はこの辺りから本郷台地に入り、東京医科歯科大学を左に見ながら、標高が20mくらい一気に上がります


本郷三丁目の交差点を渡って(日本橋から3.2キロ)
本郷三丁目交差点の「かねやす」。店の横に「本郷も、かねやすまでは江戸の内」の川柳がありました。




       東京大学(加賀藩前田家上屋敷跡) (日本橋から3.5キロ)
赤門
上屋敷の門だった赤門の瓦にも意味があって

上の瓦は徳川の葵の紋   三四郎池(育徳園)
一段下の瓦は前田家の梅鉢の紋。徳川への敬意を表していたそう     三四郎池(育徳園)。上屋敷の名残はこれと赤門だけ

構内の生協を覗いて   構内を通って
東大グッズが売られてますが、私大の方が充実カモ     正門から外に出ました

東大は加賀前田家の上屋敷ですが、その面影を残すのは「赤門」と「三四郎池」だけのようです。
上屋敷は、9万坪の広大な敷地(下屋敷は22万坪)に、中心に庭園の育徳園(三四郎池)や馬場を据え、
南西側に藩主の住まいである御殿、家臣等の住む長屋や諸施設が御殿を取り巻くように配されていたそう




東大を出て白山通りに入ります(日本橋から4.1キロ)
追分一里塚跡。1里毎に置かれていた最初の一里塚跡     西片教会の前を通って
  走路標識に「高崎」が出てきました




八百屋お七の墓(円乗寺跡)
お地蔵さんが六体

八百屋お七地蔵尊
中にはお地蔵さんが入っています

中仙道から少し入ったところにありますが、もう、本堂はなく、お地蔵様が在るのみです。
お七の生家は近くの駒込片町で、このお寺が菩提寺だったそう




日本橋から5キロの標識 巣鴨の駅前を通って(日本橋から6.8キロ)
左手に新しくなった東洋大学     巣鴨の商店街を抜けて

巣鴨の地蔵通り商店街に入ります(日本橋から7.1キロ)
おばあちゃんの原宿は健在です(笑)     商店街の中ほどにとげぬき地蔵の「高岩寺
  お昼時なので人が少ないです

お昼になったので商店街の中の喜福堂でランチ
サンドイッチとクリームパンとフレンチトースト



旧中仙道を歩いていくと踏切の手前に「巣鴨庚申塚
猿田彦大神を祀ってあるから「お猿」なのカモ(笑)     都電の踏切を渡ります
  右手の立派な建物は大正大学

明治通りを越えて少し歩くと

元祖亀の子たわしの西尾商店
中は小さなショールームになっていて、たわしグッズがたくさんあって面白いです



旧中仙道をテクテク歩いて板橋駅の前に

板橋駅東口駅前の「近藤勇」の墓
板橋で処刑されたので墓所がありますが、遺骨はここにはないそうです     埼京線の踏切を渡ります(日本橋から9.1キロ)
  17号を突っ切って斜めに旧中山道に入ると




板橋宿

ここからが板橋宿(日本橋から9.8キロ)
これより板橋宿


観明寺
この一帯が加賀藩下屋敷。22万坪あったそう

門は加賀藩下屋敷のものだそう
本堂


観明寺の辺りは不動通り商店街、ここからが仲宿商店街
仲宿の交差点にこんな立札があります

今回はここでおしまい




仲宿商店街から歩いて自宅に戻りました
今日は約2万4千歩
おつかれさまでした






日本橋から板橋宿は10キロくらいなのでたいしたことはありません。
昔の人は足が速かったので、朝、日本橋を出て鴻巣くらいまで一日で歩いたそうです。
それでも、舗装道路の10キロは土の道と違って意外と足が疲れました。
今度は気が向いたときに板橋の次の蕨宿の方に歩いてみようかなぁ


最後まで見ていただいて、ありがとうございました。

おしまい