2017年 場         所 天  気
09月05日(火) 甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)2967m摩利支天(まりしてん)2872m (南アルプス)
甲斐駒山頂から仙丈ヶ岳をのぞむ

4日
07:25 → 中央道・調布/双葉SIC 09:52 → 20号線・杖突街道 → 13:30 仙流荘P 14:20 → →15:15 北沢峠 → 15:55 仙水小屋

5日
仙水小屋 04:30 → 05:00 仙水峠 05:25 → 07:00 駒津峰 07:20 → 08:50 甲斐駒ヶ岳 09:20 → 09:45 摩利支天分岐 → 10:05 摩利支天 → 10:30 摩利支天分岐 → 11:25 駒津峰(ランチ) 12:15 → 12:55 双児山 → 14:30 北沢峠 15:00 →  15:50 仙流荘

仙流荘P → さくらの湯(高遠) → 中央道・諏訪南IC/高井戸IC→



このところ山小屋に泊まるような大きいお山に行ってないので、
凛々しい山容が気に入っていて、何時か登ってみたいなぁと思っていた南アの「甲斐駒」に行きました。
最近のteel隊の脚力では日帰りは無理なので、仙水小屋に泊まって、朝から登ることにしました。
標高が高いのでお天気が心配です。

今回のコース
仙水小屋を早朝に出発し、仙水峠から駒津峰を通り、巻き道コースで甲斐駒山頂へ。
下りは摩利支天に寄り道して、駒津峰から双児山を通り北沢峠に下るコース

仙流荘Pのマップコード 171 056 799




4日(月)
北沢峠から仙水小屋までは40分ほどの歩きなので、ゆっくり家を出て仙水小屋に向かいます

中央道からの南アルプス方面は雲が覆って
早く着きすぎるので双葉SICで下りて20号線で諏訪に     諏訪から杖突街道に入り伊那に向かいます
  高遠を過ぎて戸台口を左折して

途中、長谷の道の駅でランチ休憩
芝生のテーブルで奥さんの作ったサンドイッチのランチです     道の駅から10分ほどで仙流荘Pに到着 13:30
  バス停横のPに停められました

最終のバスで仙流荘を出発 14:20
20人くらい乗りました     山道を1時間近く登って北沢峠に到着 15:15
  北沢峠



仙水小屋に向かいます
長衛小屋の前を通って     沢沿いに進んでいきます
  キオンがきれいに咲いてました

橋を2、3本渡って
沢といっても小川のよう  

  沢から離れて木の階段を登ると・・・
  小屋の前にシシウドが咲いてました




   仙 水 小 屋 15:55
小さい小屋でこの一部屋だけです


4時半から、山小屋とは思えない豪華な夕食です。   布団を素早く片付けて、4時から朝食。
外のテーブルで20人くらいで食べました   この上にヤカンを乗せると太陽の反射でお湯が涌くそう。アイデアに脱帽です
夕食の豪華さに驚愕です。ワンプレートですが、お刺身、天ぷら、フルーツまでついてます。
朝食にはしじみの味噌汁、これで一泊7000円は安いです。





5日(火)
04:30にヘッデンをつけて小屋を出発。
樹林からイワゴロの道になって   仙水峠に着きました 05:00
  日の出前ですが、秩父の山がシルエットでキレイ♪



   仙 水 峠 05:00
仙水峠からのご来光
雲海から登ってくる太陽はいつ見ても神々しいですね



ご来光を見て、駒津峰に向かいます 05:25
急登が続きます     甲斐駒、摩利支天がカッコ良いですね
  振り返ると、朝日を浴びた仙丈ヶ岳もカッコ良い!

▽たくさん咲いてたコバノコゴメグサ ▼ヤマハハコ  ▽タカネヒゴタイ ▼イワインチン
ヤマハハコ   イワインチン

一面の雲海が何ともいえない・・・
北岳、間ノ岳・・・南アルプスの連嶺  

  景色を堪能しながらも厳しい登りが続きます
  周囲の木々が低くなってきたと思ったら・・・




       駒 津 峰(こまつみね) 2750m 07:00
甲斐駒をバックに

鳳凰三山の右奥に黒い夏の富士山が姿現しました
遠くには槍ヶ岳、穂高の峰々

駒津峰も360度遮るものがないので、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、後立山連峰がすべて見渡せます。




駒津峰を後にいよいよ甲斐駒に 07:20
駒津峰を過ぎても厳しい登りです     駒津峰から下っていくと大岩が。これが「六方石」
  六方石の脇を通り抜けて

振り返ると、通ってきた六方石、駒津峰がよく見えます。
直登と巻き道の分岐を迷わずに巻き道(右)へ(笑)  

  この辺りで高木はなくなって、花崗岩の岩塊へ
  こんな奇岩がいたるところに

摩利支天との分岐。まずは甲斐駒へ
キツイ!!。後には仙丈のカールがよく見えてます     ズルズルの白砂に足をとられながら・・・
  奇岩の中を抜けて行きます。燕岳を思い出します。

足が止まると、絶景が癒してくれます
最高にきれいな仙丈ヶ岳!!  

  山頂の祠が見えてきて、あと、ひと頑張り
  山頂到着です♪




       甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ) 2967m 08:50
甲斐駒ヶ岳2967mの山頂です

南アルプス一望。こちらからの北岳は随分尖がって見えます。
鳳凰三山と左右対称のきれいな富士山♪

今日は素晴らしい眺望です♪ 富士山から南アルプスの峰々、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスは全部、
鹿島槍の左奥には剣岳、立山、下には八ヶ岳も全部見えました。

駒津峰からの眺めと殆ど変わりませんが、有難味が随分違いますね(笑)

逆光ですが、雲海に浮かぶ鳳凰三山と富士山のパノラマ
山頂風景



景色を堪能して、名残惜しいですが下ります 09:20
白砂に足を取られながら下ります     奇岩の中を摩利支天に下って行きます
  下りも摩利支天を見ながらの絶景です

摩利支天分岐 09:45
一旦、下って登り返して行きます  

  鞍部からは八ヶ岳が見えます
  イワイワの中をよじ登って行くと・・・




       摩利支天(まりしてん) 2872m 10:05
摩利支天山頂

山頂には剣と石碑があるだけで山頂標識は見つかりませんでした
摩利支天からの甲斐駒。肉眼では祠が見えました

ガイドでは分岐から10分となっていますが、往復で50分かかりました。teel隊の足も遅いですが10分はトレランの時間ですネ




分岐まで戻って、駒津峰に向かいます 10:30
白砂の中をズルズル下って     イワイワの中の登り返しはキツイ!
  六方石まできて、また登りです




  駒津峰(ランチ)11:25
北には鋸岳。ここからだとあまり鋸には見えません

甲斐駒を眺めながらのランチです  暑いのでカップ麺はカットして
マルジュウのアンパンとコーヒー&リンゴ
右には北岳、間ノ岳   お隣には仙丈ヶ岳





ランチを終え、帰りは双児山に下ります 12:25
双児山に下って行きます     正面に双児山。また登り返しです
  

双児山2643mを通過。今回最後の山頂ですね 12:55
双児山の直下です、この先から樹林の中へ  

  樹林帯の中をひたすら下って
  まだまだ下り続けます

1時間半下り続けてやっとバス停の建物が見えてきて
やっと北沢峠に着きました!! 14:30     14:35の臨時は満席で、15:00発で仙流荘へ
  仙流荘が見えてきました  


仙流荘に到着です。 15:50
携帯が電池切れになったので何歩か分かりませ〜ん
おつかれさまでした



〆の温泉は高遠の「さくらの湯
高遠の「さくらの湯」(仙流荘は定休日)   酢鶏の早夕を食べてから、東京に帰りました






絶好の好天に恵まれて、何年かぶりの大きいお山を堪能しました。
今まで登った北岳、仙丈ヶ岳より、正直、ずっとキツかったです。脚力が衰えてきているせいもあると思いますが・・・
朝4時半に登り始めて、戻ってきたのは14時半。仙水峠でご来光を待ったり、摩利支天に寄らなくても日帰りは
無理だったかもしれません。でも、小屋に泊まって早立ちしたおかげで、まだ雲が涌いてこない時間に
山頂に立てたので絶景を目にすることができたと思います。
大きいお山は、景色も空気も満足感も大きいですね!!


最後まで見ていただいて、ありがとうございました。

おしまい