2017年 場         所 天  気
12月18日(月)〜20日(水) 冬の北海道 道東の旅(どうとうのたび) 3日間
博物館 網走監獄正門
1日目(18日)
07:50 → 三田線/京浜急行線 09:10 羽田国内線ターミナル → 10:20 羽田空港→ → 12:10 オホーツク紋別空港

12:25 → 14:35 メルヘンの丘 15:05 博物館網走監獄 → 16:20網走観光ホテル(泊)

2日目(19日)
09:30→ 09:35 天都山展望台 →10:20 北浜駅 → 10:45 涛沸湖 → 11:20 ランチ → 14:55 オホーツクとっかりセンター → 15:40 紋別プリンスホテル(泊)

3日目(20日)
09:40 → 09:50オホーツク流氷科学センター → 11:05 ランチ → 12:05 オホーツク紋別空港 12:45 → →14:45 羽田空港

羽田国内線ターミナル(京浜急行線/三田線)→



毎月、これでもか!と送られてくるツアーの冊子を見て、
「毛ガニだ!ズワイガニだ!ホタテだ!海鮮丼だ!おいしい北海道3日間」のツアーに行ってきました。
極寒の道東で温泉に浸かって、美味しいものを食べて、観光も付いて、
寒いこの時季ならではの何と29900円の激安ツアーです。
1日1便しか離発着のない「オホーツク紋別空港」に無事着いて、3日間の旅は始まりました。



1日目(18日)
羽田国内線ターミナル駅で下りて、
ANAのカウンターに向かいます
2時間近いフライトでオホーツク紋別空港に到着 12:10
搭乗手続きを終えて、機内に向かいます 小さな空港なのでタラップをおりてターミナルまで歩きます
1日1便の離発着しかない小さな空港です

外は−3℃位で晴れているので寒さはあまり感じませんが、一日中氷点下なので雪(氷)は全く溶けません。

早速、空港から観光バスに乗って出発です 12:25
オホーツク海を眺めながら2時間近くバスに乗って網走に向かいます



メルヘンの丘
メルヘンの丘の向かいには「道の駅メルヘンの丘女満別」があります
いかにも冬の北海道といった景色です。地平線まで一面真っ白の世界はチト幻想的でした




博物館 網走監獄
入口でガイドさんが待っていてくれました。このガイドさんが上手ですごかったです!

「博物館 網走監獄」は網走刑務所の改築に伴って明治からの刑務所の建物を天都山中腹に移築したもので、
当時の獄舎や刑務所の生活、また、北海道開拓に受刑者が果たした役割などを知ることができる貴重な施設です。


網走監獄庁舎(重文)
囚人が開削した道路は何と724キロにも及ぶ
ここで網走監獄の歴史、北海道開拓における役割などが分かり易く説明してあります。
五翼放射状獄舎
このような獄舎が5方向に延びていて、中心に監視所がありますます

獄舎の中(雑居房)
獄舎の天井。脱獄犯の人形がリアル(笑)

浴場の入浴風景。刺青をした人形がリアルです!
浴場棟の外観。当時からボイラーで沸かしていたそう

煉瓦造りの懲罰房   教誨堂(きょうかいどう)(重文)
中には囚人の人形が     内部はお寺のような教会のような不思議な造りですg

ガイドさんの説明で、普段縁のない刑務所の中の生活の様子(笑)や、脱獄犯の脱獄秘話、看守目線で
造られている建物の構造、時代に沿った受刑者の変遷、北海道開拓に果たした役割等々が分かりました。
1時間ほどの見学でしたが、寒くない時季に倍くらいの時間をかけて再訪したいところでした。
とにかく寒かったです。体の芯まで冷え切りました。





10分ほどバスに乗って、「網走観光ホテル」に到着   温泉に浸かって、6時から夕食です
お部屋は和室。窓の外は網走湖です   殻の固い毛ガニと格闘しながら美味しくいただきました

朝、普通の時間に家を出てお昼には紋別に着いてしまうので、飛行機はやっぱり早い!
外は1日中氷点下で、着いたときはそれほど感じませんでしたが、網走監獄は寒かった!!




2日目(19日)

朝食をしっかり食べて   ゆっくり9時半にホテルを出発です。
奥さんはパン食です     部屋からは凍った網走湖が見えていました
朝風呂から出て、ロビーの外の寒暖計を見ると、何とー12℃でした!やはり極寒の地ですねぇ




天都山(てんとさん)展望台
天都山展望台(オホーツク流氷館)

屋上の展望台からは凍った網走湖とオホーツク海が一望
肉眼では斜里岳が見えましたが、写真だとダメみたい

流氷ソフト。キャラメル味に塩がかかって美味しい♪
皆さんお土産物色中です






北 浜 駅
駅舎の中は名刺でいっぱい

2、3時間に1本しかない貴重な電車(ディーゼル)が丁度来ました!
釧路行きのルパン三世のイラスト入りの観光電車でした

ここは、網走番外地の中で囚人を駅から護送するシーンのロケ地として使われて有名になったそう。
国道脇で、オホーツク海の海岸線のすぐ横を列車が走る絶好のロケ−ションです。すっかり観光スポットしてます







涛 沸 湖(とうふつこ)
森の木の中にはオオワシがつがいでいました。大きい!

川になっていて凍らないので冬は白鳥が羽を休める飛来地になっているらしいです後ろの白いお山は知床連山
見えるだけで100羽以上います





釧路の「入丸水産」でランチ   ランチは「海鮮丼」。美味しかった
カニや海老などの海産物を売っています   みんな揃って海鮮丼(笑)



紋別に戻る途中、道の駅に寄って
売店も我々だけなので空いてます(笑)




オホーツクとっかりセンター
この寒さの中でもアザラシ君たちは元気!!

このセンターは、怪我しているアザラシ君を保護して飼育しているそう。
「おさわりタイム」。触られてもおとなしくしています。意外と肌はツルツル

みんな名前が付いていて、自分で分かります   お隣の海洋交流館では、
  ガリンコ号が流氷を待ちわびています(笑)
柵が開くと自分で上がってきます   お隣の海洋交流館

地元ではアザラシのことを「とっかり」と呼んでいるそう。
アザラシは結構お利口で、自分の名前を覚えたり、飼育係のお姉さんの言うこと良くききます。
帰るときはみんなデッキに出て、片手のバイバイをしてくれました。





観光を終えてすぐ近くの「紋別プリンスホテル」へ   温泉に浸かって、6時から夕食
今日は洋室。ほとんどビジネスですね   今日はズワイガニ。今日も殻との戦いです(笑)

今日は街中のホテルで、早く着いたので、地図を頼りに紋別市内の蒲鉾屋さんで自宅用のさつま揚を買ってきました。
今日の観光では、白鳥の涛沸湖が大自然いっぱいで、オオワシやオジロワシもたくさん飛んでいて北海道だなぁって感じが良かった。



3日目(20日)

朝食を食べて   ゆっくり09:40に出発です
奥さんは今日もパン食     ホテルからは紋別の市内が一望。正面はスキー場



紋別港に出来た高さ12mのカニの爪モニュメントを見て
12mは近くで見ると結構、デカイ!!




オホーツク流氷科学センター
中に入ると本物の白くま君の剥製があります。デカイ!

零下20℃の体験ルーム。出来たシャボン玉が直ぐに凍ります
シベリアのアムール川から流入する水で塩分が薄くなった海水が凍って流氷になるそうです

周辺で採取されたクリオネ   氷漬けになった魚を見たり
長さ5ミリくらいで、水槽の中にたくさんいました   アザラシの剥製を見たりして





飛行機の時間の関係で、紋別のマルカイチ水産で早昼です。
海産物の直売所になっています   ホッケ、ホタテ、エビの炉端焼き。これが最高に美味しい!他にカニの味噌汁とおむすびが付いていましたが、完食です



12時過ぎに空港に着いて、12:45発の飛行機で羽田に戻りました。
空港ではホタテを頭に載せたアザラシの「紋太クン」がお見送り
帰りも順調に羽田空港に着いて、4時半前には家に帰り着きました。







極寒の道東の旅は無事終わりましたが、一日中氷点下の中で生活する厳しさを改めて感じました。
今回はオホーツク紋別空港を利用しましたが、観光の大半は網走でした。
紋別には流氷見物以外にはこれといった観光がないようです。
1日1便しかない飛行機は紋別の生命線なので、冬は補助金などを出して路線を守っているようです。
道東には他に女満別、中標津、釧路にも空港があるので維持していくのは大変なんでしょうね。
今回のツアーで一番良かったのは。「博物館 網走監獄」で、北海道開拓への貢献は知りませんでした。
再訪したい施設です。


最後まで見ていただいて、ありがとうございました。

おしまい