2019年 場         所 天  気
02月25日(月)〜28日(木) 九州SAGAの旅 その1  
唐津城天守から玄界灘と「虹ノ松原」をのぞむ


1日目
(02/25)
04:45 → (地下鉄・京急) 羽田空港国内線駅 06:01 → 羽田空港 06:40 スターフライヤー41便 08:45 福岡空港 →09:10 バジェットレンタカー

09:20 → 09:50 大宰府天満宮 11:10 → 11:10 大宰府跡 11:20 →(名護屋城跡でランチ)→ 14:55 名護屋城跡 15:45 → 16:10 唐津城 16:40 → 17:20 ホテル&リゾーツ佐賀唐津

2日目(02/26)
08:30 → 09:15 大川内山(伊万里焼窯元散策) 11:00 → 11:30 チャイナオンザパーク → 12:10 九州陶磁文化館(ランチ) 13:10 → 13:30 有田町散策(香蘭社、陶山神社、泉山磁石場 他) 16:30 → 17:15 武雄センチュリーホテル

3日目(02/27)
08:00 → → 武雄温泉楼門 →(34号線)→ 09:30 吉野ヶ里遺跡(歴史公園)12:00 →(385号線)→ 12:50 柳川(ランチ)→ 御花(松濤園) 14:45 → 16:10 嬉野温泉 ホテル光陽閣

4日目(02/28)
08:20 08:50 肥前吉田焼窯元会館 09;25 → 10:45 佐賀空港 12:45 ANA982便 14:15 羽田空港 → 羽田空港国内線駅 → (京急・地下鉄) →


日本の大陸からの玄関口になる九州には以前から行ってみたかったのですが、
なんせ東京から900キロも離れているので中々行けませんでした。
今回は佐賀県のキャンペ−ンを利用して、唐津、伊万里、有田、吉野ヶ里遺跡などを周ってきました。
福岡空港でレンタカーを借りて、佐賀を中心に周って佐賀空港から帰ってくる3泊4日の旅でした。

今回のコース



1日目(02/25月)

朝早い便は福岡行きしかないので、羽田発06:40のスターフライヤーで福岡へ。
家を5時前に出て朝一番の地下鉄、京急で06:01に羽田空港へ


スターフライヤーはLCCですが、ANA系列なので      .
羽田から出ています。
06:40発の福岡行き    .
 08:45福岡空港着。
 黒い機体がカッコいいです♪
06;40発スターフライヤー61便で福岡へ   空港から電話してレンタカー屋さんに迎えにきてもらって

バジェットレンタカーで車を借りて、
最初の目的地、太宰府天満宮に向かいます。09:20

貸してくれた車は三菱ミラージュ



空港から30分ほどで大宰府天満宮のPに到着。参道を通って天満宮に向かいます。

西鉄の「大宰府駅」の前を通って
朝からたくさんの観光客。でも日本人は殆どいません     参道を左に折れて境内へ。赤い太鼓橋を渡ります。
  たくさんある満開の梅がきれいです♪


     太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう) 09:50
楼門を入るとピンクの枝垂れ梅
天満宮の「楼門」
「本殿」。左にあるのが、左遷された道真を慕って京から一夜で飛んできたとの言い伝えがある「飛梅」
梅に橘ですねぇ

大宰府に流された菅原道真が亡くなり埋葬された地に建立されたのが天満宮だそう。

「御神牛」。みんな撫でるのでピカピカです(笑)   「御神牛」の上の白梅も満開
太鼓橋には幼稚園児が鈴なり     こちらの枝垂れ梅も満開

「菖蒲池」。こちらは春まで冬眠ですね(笑)   名物の「梅ヶ枝餅」の焼き立てをいただきました
菖蒲池の周りの紅白の梅もきれいです     今日(25日)は月に一度の蓬餅の日だそう。ラッキー!

さすが福岡一の観光地。平日の朝ですが観光客がいっぱいです。でも8〜9割は中国、韓国で驚きました。
どちらも近いから来易いんでしょうね。丁度、梅が満開の時季に来られて良かったです♪






天満宮のすぐ近く(車で5分ほど)にある大宰府跡にも寄ってみました。


     太宰府跡(だざいふあと) 11:10
南門跡

小さい説明板があるだけですが、周りを見回すと素晴らしいロケーションです。平城京のようにいつか復元して欲しいですね
中門跡

大宰府は、奈良・平安時代は九州を治め、外国との交渉窓口で、平安京、平城京に次ぐ規模だったそうですが、
現在は建物の敷石が残っているのみでチト寂しいす。




大宰府跡から佐賀に入って名護屋城跡に向かいます。82キロあるので時間がかかりました。

玄界灘を見ながら海岸線を走ります
佐賀に入り、海岸線の松林が数キロ続く「虹の松原」を通って



思ったより移動に時間がかかり、予定していた呼子のイカのランチをカットして、2時少し前に名護屋城跡に到着。

名護屋城跡の近くのお店で遅ランチ
お寿司屋さんの暖簾がかかっていますが何でもある食堂です(笑)   カツカレーとチャンポンで遅昼です



前田利家陣跡
「前田利家」陣跡   ここに建屋が有ったらしい
石垣も築かれています   広い敷地ですが、ここに8千人も居たとは思えませんが・・・
食堂のすぐ近くに「前田利家」の陣跡があったので寄ってみましたが、この辺りには秀吉が集めた大名の陣跡がたくさんあります。




    名 護 屋 城 跡(なごやじょうあと) 14:55
名護屋城はこんもりとした丘の上に築かれています

玄界灘を見渡す一番高いところが天守跡。秀吉は遥か彼方の朝鮮、明に思いを馳せていたのか・・・
天守からの眺め

▽「三ノ丸」  ▼「大手門」
三ノ丸跡

朝鮮出兵のために秀吉がこの名護屋城を僅か6ヶ月間で築城したとか、全国の諸大名に出陣の命令を出し、
総勢16万人もの軍勢が城の周囲に陣を張ったとか、信じられないことが多いのですが、良く分かりません。

以前、韓国の世界遺産を巡るツアーで、行く先々の世界遺産の仏教寺院で、「秀吉の朝鮮出兵によって焼き討ちに
遭い、以降、再建された」という話を聞かされました、ひどいことをしたものだと思いますが、この地に全国から兵を集め、
朝鮮に出陣して行ったと思うと複雑な気持ちになります。






   唐 津 城(からつじょう) 16:10
唐津城。別名「舞鶴城」といわれているそう

防風・防潮のために植えられた100万本の黒松が延々数キロも続く「虹の松原」
こちらは玄界灘に浮ぶ島々

唐津城は、1608年、秀吉の家臣の寺沢広高が秀吉の死後廃城になった名護屋城の遺材を使って建てたもの

舞鶴橋と虹の松原、鏡山方面



今日の観光はこれでおしまい。今日のお泊りは「ホテル&リゾーツ佐賀唐津
ホテル&リゾーツ佐賀唐津   部屋から見える夕陽がキレイ

夕食は付いていないので、近くのファミレス「ジョイフル」で夕食
今日は1万7千7百歩でした   すき焼き御膳とハンバーグの夕食

1日目は大宰府から唐津への移動が思った以上に時間がかかったので、
予定していた「呼子のイカ」を食べるのと、唐津の「唐津くんち」の曳山を見られる「曳山会館」が見られませんでした。
遠い所なのでまた来るのは大変なので、是非、見たかった(食べたかった)!






2日目(02/26火)

今日は、中国の白磁、朝鮮の青磁の流れを汲む磁器の里、伊万里、有田を周る予定です。

ホテルで朝食を食べて、08:30に出発
奥さんは洋食     伊万里に向かいます
  大川内山に左折




      大川内山(おおかわちやま)(伊万里焼窯元散策) 09:15
ここは朝鮮から陶工を連れてきて焼かせた鍋島藩の直轄領のようなところのようです
この案内図も全て焼き物でできています
ひな祭りが近いので工房の中は、磁器でできたお雛様がたくさん陳列されています。
お皿の絵も磁器の人形もきれいにできています。

集落の中は工房が軒を並べています。所々に煉瓦の煙突が見えますが、今は使っていません。
こんな昔ながらのウィンドーのお店もあります

ご在位30周年を記念した雛人形。
誰かによく似ていますねぇ♪
  歴史を窺わせる橋も(高麗人橋)
現代風の器です。     鍋島藩窯関所跡

伊万里鍋島焼会館   会館で伊万里焼のコーヒーカップとお皿でお茶。
ここに大川内山の工房の作品が置いてあります。   伊万里焼のお菓子がのってるのお皿が付いて千円です。

鍋島藩直轄の伊万里の里なので古伊万里(鍋島焼)がたくさん見られるのかと思っていましたが、
ここは現代の工房が集まっているところなので古伊万里はほとんどありませんでした。
それでも秀吉の朝鮮出兵の際に連れてきた陶工の技術を受け継ぐ高い品質の磁器を直接見られて
良かったです、古伊万里だけなら足利の栗田美術館のコレクションが最高かもですね。





 チャイナオンザパーク 11:30

定休日で営業しているのは瓷器倉(じきぐら)のアウトレット店のみ。
深川製磁のやっているところなので楽しみでしたが、コレクションも見られませんでした。残念!





佐賀県立九州陶磁文化館 12:10
館のマスコットも「ありたくん」。もちろん有田焼(笑)

古伊万里を集めた「蒲原コレクション」
これも古伊万里の壷

小さめの古伊万里の壷   ものすごく細かい絵付けが正に芸術品
高さは60センチくらいです。     きれいな絵付けのお皿です

現代の白磁の器   有田焼でできた大きなからくり時計
淡いピンクがかかった白磁が見事。     オール有田焼のトイレ。でも、便器はTOTOでした(笑)


中のカフェでランチ。このコーヒーカップは100年物だそう
ホットケーキとトーストで軽く済ませて


ここは有田、伊万里だけでなく唐津や長崎の焼き物も展示されています。
古いものから現代の作家のものまでゆっくり色々な作品を見ることができる良い施設です。






有田の街散策 13:30
有田は有田焼のお店が連なっていて、有田焼の歴史などをまとめて見られる施設は無いようです。

香 蘭 社
(こうらんしゃ)

香蘭社の本社。建物自体が歴史的建造物になっています。

工芸品のような高価なものは置いていませんが、落ち着いて重厚な店内では商品が引き立ちます。
やはり香蘭社ブルーが目を引きますねぇ     絵皿を何点かお買い上げ〜






陶山神社(とうさんじんじゃ)
陶山神社。神社の銘板も有田焼のお皿です(笑)
有田焼の鳥居。一度台風で壊れて修復したそうです。
狛犬も有田焼   高台にあるので有田の街が一望です
この壷も有田焼     灯篭も有田焼






泉山磁石場(いずみやまじせきば)
露天掘りと右に二つの坑道がみえます
朝鮮から来た陶工が発見し、この磁石を使って日本で初めての磁器が作られたそう





登窯の内壁に使われた耐火レンガ(トンバイ)の
廃材を使った江戸時代からの
トンバイ塀
  有田焼の工房が連なる有田のメインストリート
     お洒落な工房ですね

有田町歴史民族資料館   登り窯の構造が分かる模型です
有田焼の町なので中は全て有田焼に関するものです   昔使われていた陶芸の道具が展示されています

有田は街全体が有田焼ですが、全体を見られるようなところがないのが惜しいです。
有名な香蘭社や深川製磁もここが発祥の地なので、有田焼工房の出世頭ということなんですね。




焼き物三昧の一日でしたが、今日の観光はこれでおしまい。武雄温泉に向かいます。



今日のお泊りは、武雄センチュリーホテル武雄温泉ですが、温泉街から離れたところでした。
ここは結婚式場とホテルがメインのところでした。   今日は1万7百歩でした。少ない!
夕食は和食のコースでどれも美味しかったです。温泉も良いし、いいホテルでした。
鰆の焼物、お造りはカンパチ、海老の揚げ物 デザートは、抹茶の下に小豆の入った和風でした


今日は焼き物三昧の一日でしたが、朝鮮から伝わった高度な磁器を作る技術が
日本で色が付けられ、中国の白磁、朝鮮の青磁に並び、ヨーロッパで認められたことは素晴らしい。
きっかけはどうであれ、大陸から文化がもたらされ、それが開花する過程を見ることができました







                                3日目、4日目はこちらです


最後まで見ていただいて、ありがとうございました。

おしまい